私が小児喘息を発症したのは3歳頃からでした。

当時は都内に住んでいましたが、空気のいいところにと４歳頃、両親の地元の茅ヶ崎市に引っ越してきました。茅ヶ崎市のアレルギー専門の小児科に通院し投薬治療をしていましたが、小学校４年生の時に２度目の入院をきっかけに、神奈川県立こども医療センターに通院することになりました。

そこで精密検査を受けたところ治るのは難しく、発作にならないように薬で予防していくしかないという診断を受けたにも関わらず、数年で主治医の先生に「もう来なくて大丈夫だよ」と言ってもらえるようになりました。

私は重度の喘息でしたが克服できたのには自律神経をカイロプラクティックで調整したことで完治したと考えています。

このサイトを作りながら当時のことを思い出すと胸が苦しくなりましたが、私が治療家になったきっかけは私と同じように苦しんでいる子供たちを助けたいと思ったからです。

空気清浄機を購入したり、お布団に掃除機をあてたり、アレルゲン除去をしたりと、日々大変な努力をされながらお子さんの小児喘息をなんとかしてあげたいと思ってこちらのページをご覧になられているのだと思います。

もし小児喘息を根本から改善したいとお考えでしたらどうぞこのまま読み進めてください。

小児喘息は小児気管支喘息とも言われ、１～２歳で発症することが多く３歳までが７割、５歳までが９割とされています。

喘息は気管が収縮することによって気道が狭くなり呼吸困難の発作を繰り返す病気です。喘息がある子供は発作がない時でも気管に炎症が起こっているので、腫れて気道が狭くなっているだけでなく、気管粘膜の表面が荒れて敏感になっています。

そのためダニ・ホコリ・カビ・ウイルス・花粉・衣類・煙・動物の毛・風邪・気温・気圧・湿度・大気汚染・運動など健康なお子さんならなんてことない刺激にも反応してしまい、発作を繰り返してしまします。

約７割の子供が成人までに自然と良くなると言われていますが、それまで待てませんよね？できれば今の発作を繰り返すこのつらい日々をなるべく早くなんとかしてあげたいと思ってこのサイトをご覧になっていることと思います。小児喘息のお子さんがいらっしゃる方の多くは「もし自然完治するのが難しくなってしまったら・・・」と不安な気持ちをお持ちなのではないでしょうか。

症状は咳・痰・呼吸困難が主ですが、乳幼児は言葉で症状を伝えられないため泣いたりぐずったりします。そして特徴的な症状として、呼吸をすると喘鳴（ぜいめい）といって「ヒューヒュー」「ゼーゼー」という音が胸から聞こえますが、これは発作で気管が狭くなっている時に起こります。

日本の小児気管支喘息治療ガイドラインでは２回以上この喘鳴があると喘息と診断されます。喘鳴や咳の症状は日中より夜中や明け方みられることが多く、それはなぜかと言うと日中より夜間の方が副交感神経（自律神経の１つ）が優位に働らいているためで、副交感神経が働いているときは気道が狭くなるからです。

発作の苦しさはなった本人にしかわからないことですが、いつも当たり前にしている呼吸が出来なくなるというのは苦しさ以外にも恐怖を感じます。扇風機の前に座って一生懸命呼吸をしていたのを今でもよく覚えています。母は「私が代わってあげたいくらい」と言ってくれていました。

また発作の時は起座呼吸と言って座っていないとつらくて、翌日も仕事にも関わらず夜中に父は私が眠りにつくまで車の窓を開けてドライブに連れて行ってくれたこともありました。

私はこのような発作を何度も繰り返していたので子供ながらに親に心配かけたくない、また病院に連れて行ってもらうのが申し訳ないと思い、ギリギリまで我慢してしまって２度目の入院の時は、あと数十分病院に来るのが遅かったら……と言われました。

あなたがお子さんを心配しているように、お子さん自身もあなたに心配をかけないようにしているかもしれません。

小児喘息は気管支喘息でもアトピー型といってアレルギーが原因となっていることが多いと言われています。主なアレルゲンとしてダニ・ハウスダスト・動物の毛・花粉・カビ・食べ物などです。

アレルギー以外にも激しい運動やストレス、季節の変わり目や梅雨の時期、台風など気温・気圧・湿度といった気候の変化にも敏感に反応してしまいます。

私もこの気候の変化に敏感で台風が発生するたびに発作にならないかビクビクしていました。他にも数日後に旅行など楽しい予定があると興奮して発作が起こってしまい、結局行けなかったということも何度かあり両親や兄弟に迷惑をかけてしまいました。

私は当時ハウスダストと犬の毛に陽性反応があり、アレルゲンを出来るだけ避けて生活することを強いられていましたが、ダニやハウスダストなど上に挙げたものは普通に生活していれば近くにあるもので、布団をこまめにほしたり掃除機を何回もかけたりと母は大変そうでした。

病院での一般的な小児喘息の治療は主に投薬治療で、大きく分けて発作が起きた時に気管支を拡張させる作用のある薬と、普段の気管支の炎症を改善し発作を予防する薬の２つに分けられますが、どちらも小児喘息を根本的に治す薬ではありません。

私も確かに発作の回数は減りましたが、薬を使っていたにも関わらず入院してしまいました。ただ喘息は最悪の場合は死に至る病気なので、発作が酷くなる前に薬を使うことは大切です。

病院での治療目標はまずは薬を使って発作が起きないようにすること。次に薬をやめても症状がでない状態になること。そして薬をやめて５年発作が起こらない（完治）ようにさせることです。

しかし、薬で症状を抑えたり、アレルゲンを避けて生活して症状が出ないようにするだけでは本当の意味で「治る」わけではありません。

では私のように根本的に小児喘息を克服するために必要なことは何なのかをこれからお話ししていきたいと思います。

喘息を克服するにはアレルゲンを遠ざけて生活をするのではなく、アレルギー体質にならない体をつくることが必要です。アレルギー体質にならないためには自律神経のバランスが大きく関わってきます。

自律神経には交感神経と副交感神経という２種類の神経がありますが、副交感神経が過剰に働きすぎるとアレルギー症状が発症しやすくなります。副交感神経は睡眠時や食後などリラックスしている時に働く神経です。

副交感神経は排泄を司る神経なので、アレルゲンが体内に入るとその異物を体外に排出するために副交感神経が過剰に働きます。他にも副交感神経を過剰に働かせてしまう原因として、乳製品・加工食品・糖・小麦・炭酸飲料などの摂りすぎ、運動不足、怠惰な生活、肥満、過保護などの生活などが挙げられます。

アレルギーになると体内に炎症が起こります。その炎症が鼻に起こればアレルギー性鼻炎、皮膚に出ればアトピー性皮膚炎、そして気管に出ると気管支喘息になるわけです。

つまり自律神経の乱れによってアレルギー体質になりその結果体内に炎症が起こるので、小児喘息を克服するには自律神経のバランスを整える必要があります。

自分で自律神経の乱れを整える方法としては、副交感神経を過剰に働かせてしまう食品の摂取を控えたり、できる範囲の運動や乾布摩擦、薄着など身体を鍛えることによって交感神経を刺激し、副交感神経の過剰の働きを制限させる生活を心がけることが主になります。

ただ言うのは簡単でそれが出来れば苦労しないですよね。お気持ちはわかります。もちろん出来る範囲で行ってもらうことは重要ですが、なかなかそれが出来ないお子様さんにお勧めしたいのがカイロプラクティックの施術です。

重度の喘息で「治らない」と診断された私が小児喘息を克服できたのには自律神経のバランスをカイロプラクティックで整えアレルギー体質を改善し、気道の炎症を抑えるられたからです。

カイロプラクティックは腰痛や肩こりの治療をするイメージをお持ちの方が多いと思いますが実は、１番の効果は神経の働きを正常化させることです。自律神経は脳から背骨の中を通って、背骨と背骨の間から１本ずつ出ていき全身に張り巡らされています。

通常背骨や骨盤の関節は動きがあるのですが、ロックしてしまった関節は動きが悪くなり、その場所から出ている自律神経は正常に働かなくなってしまいます。そのロックしてしまった関節を調整し元の動きのある状態に戻してあげると、自律神経の働きが戻っていきます。

肩甲骨の間くらいの背骨から出ている神経が肺や気管支と繋がっているのですが、小児喘息の子供は臨床経験上ほぼ１００％と言っていいほどここの関節がロックしています。カイロプラクティックでその関節のロックを取り除いてあげることによって、再び自律神経や呼吸器の機能が正常に働きだします。

あとは言葉で説明するのは難しいのですが、自分が小児喘息だったのでお子さんの身体を触ると治療すべき場所がわかってしまうのです。姿勢が悪かったり、背中周辺の筋肉が凝っていると胸郭が広がらず深く呼吸ができなくなるのですが、これはなった人にしかわからないかもしれません。

また当院ではロシア製の最新機器を用いることによって自律神経の乱れを調整したりお子さんの体質やストレスなど何が原因になっているのかを特定できるので、よりお子さんにあった具体的な生活習慣のアドバイスを行うことができるのも特徴です。

もし小児喘息を根本改善する方法をお探しなら、是非私にご相談ください。